2016年07月22日

シルバーパスよ、ありがとう

 「シルバーパス」とは、東京都に在住する70歳以上のシニアが都バスや都内を走る私鉄バス、都電、都営地下鉄、日暮里・舎人ライナーを格安に利用できるパスである。70歳の誕生日を迎えると、年間2万510円(扶養家族、税金を払っていない人は1万225円)でこのパスを買い利用することができる。
 JRや私鉄や東京メトロの電車で用が足りる人にはあまり利用価値がないが、私の場合は都営線、都営バス、私鉄バスを乗り継ぐと殆どすべての用が足りるので大変重宝している。
 シニアが進んで外出することにより、寝たきりになったり「認知症」になったり、要介護に入る時期を少しでも遅らせ、減らし、その結果、高額な老人医療費が減るようにと導入されたのが、この「シルバーパス」である。そのせいか昼間の電車やバスは殆どシニア層で一杯である。目前に迫るわが国の「超高齢化社会」を日毎に痛感する機会でもある。
 それぞれの行く先は病院、デパート、観劇、音楽会、博物館、美術館、都内観光等々と様々であり、実に多くの人が活用している。バス停などで見知らぬ者同士で時の話題に話が弾むこともしばしばである。又、このパスを有効に使うべく時間をかけて迂回する人も多い。新しい路線を見つけた時など嬉しくなって誰かに話したくなる程だ。初めて乗る路線の車窓から流れゆく東京の街並みを眺めるのも楽しみである。
 時間にゆとりのあるシニア達が沢山街中に出て、美味しいものを食べ、行きたいところに行き、会いたい人に会うのは、ひいては東京を元気にする源だと思うし、東京が元気になれば日本も元気になろうというものである。
 「シルバーパスよ、ありがとう」と言いたいのは、きっと私だけではあるまい。
(品川区/A・N)

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2015年12月22日

日記帳よ、ありがとう

 三日坊主で、何をやっても長続きしないのに何故か日記帳だけは、若い頃から書き続けています。
 喜寿も近く体力に不安を覚えながら、年末まで書き通すことができるのかとの、思いを抱きながら、昨年末に日記帳を買い求めました。
 書くに当たっては、万一、人さまに読まれても疑惑を抱かれないように、本人にしか解らない暗号文を織りまぜているのですが、終活支度中のいま念のために読み返していると、ページの大半を占めているのは、若い時分に仲間たちとの度重なる酒席での描写で、数行の行間から、あの日、あの時の友の弾んだ声や笑顔が甦って来ます。
 その仲間たちも、一人去り、二人去りと黄泉の国へと旅立っていきました。
 憎まれっ子世に憚るとやら、正に正論で良い奴から順にの感があり、いま健在なのは元総理のMみたいな連中で碌なもんじゃない。…が、待てよ、そうすると残っているこのぼくも…?
 今、机の上に置かれた真新しい一冊の日記帳。はたして、この白いページにこの一年、どんな物語が展開されるのやら楽しみと不安の交叉した複雑な心境です。
 日記は就寝前に、その日の出来事を記すのですが昨今では、今日、何があったかを思い出すのに四苦八苦する始末ですが、それでも、その思い出そうとする気力が、ボケ防止になるとの医師の言葉を信じて、書き続けていきます。
 色々なことを、思い出させてくれる日記帳よ、ありがとう。
(世田谷区/H・A)

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2015年04月08日

旅行カバンよ、ありがとう

 五月になると、既に花を咲き終えた草木たちが、今では目映いほどの日差しを浴びながら、新緑の芽をふくらませて薫風に揺れています。
 そしてゴールデンウィークに入りました。まとまった休日を利用して国内や、海外旅行へ出かける人たちが大勢います。
 国内はともかく、海外旅行にはスーツケースが必要になります。―ぼくがまだ現役のころは、会社がらみや友人たちと連れ立って、数か国を見聞して回りました。その時、いつも一緒に行動を共にしたスーツケースは、数年前からは体力の衰えで使用することなく押し入れの奥に収納されていました。
 ところが先月、久々に遊びに来た甥っ子と話をしていると、五月の連休に海外旅行に行くと言う。そこでスーツケースの有無を聞くと、買うと言うのです。ならばと長い間、押し入れの奥で眠っていたのを引っ張り出しました。
 包みを解くと、まるで新品同様です。開けてみると、チケットの半券が数枚出てきました。元気で飛び回った頃が偲ばれます。甥っ子には、もう使うことはないので、あげることにしました。
“よかったなぁスーツケースよ、また活躍の場ができて、これからは、甥っ子に可愛がってもらってくれ”
 沢山の、笑い話や失敗談などの思い出を詰め込んだスーツケースよ、手元から去ったが忘れないよ。ありがとう。
(世田谷区/H・A)
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2015年01月13日

成人式の振袖にありがとう

 雪国で育った私の成人式は、四十八年前、都会で働いている人も参加できるよう、雪がとけた五月の連休に行われました。
 姉が着た振袖を母に着せてもらい、写真を写してもらいました。着飾って、久しぶりに会った友達とワイワイ楽しかった成人式を思い出します。
 嫁いだ時、母がタンスに一杯着物を作って持たせてくれましたが、今まで着物を着ることはあまりありませんでした。
 タンスの中で眠っていた振袖を出してみました。黄色くシミになっていたので、ほどいて、今年成人式を迎える姪に、手さげとお弁当入れを縫ってプレゼントしました。「おばさんの二十の振袖なの?すごい、大事に使う。」と、飛び跳ねて喜んでくれ、着物も生き返ったようです。
 ありがとう。
(世田谷区/M・S)
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2013年12月20日

湯たんぽにありがとう

 久しぶりに主人と二人で風邪をひきました。急性気管支炎になり三十九度の熱を出しました。湯たんぽを用意し4〜5日間熱が下がるのを待ちました。
 お湯を沸かし湯たんぽに入れていると、息子が「ずいぶんと長く使っているね。」と言いました。そういえば、息子が熱を出した時によく使っていました。かれこれ二十年にもなります。本当に長くがんばってくれた湯たんぽに「ありがとう」。
 今もお湯を沸かし湯たんぽに入れ、寒い冬に温かくしてもらっています。
(さいたま市/M・U)
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2013年11月29日

カレンダーにありがとう

 今年も後1ヵ月です。
 毎日見るカレンダーはいつも微笑ましい笑顔と言葉で私の家族を癒してくれます。
 プレゼントをいただく中で、このカレンダーを毎年暮れにいただくのが、私の一番嬉しいプレゼントです。
 何年も何年も続けていただく中で、このカレンダーからどれだけ勇気と喜びをいただいたことか。
 毎年プレゼントしていただく方にも感謝感謝です。そしてカレンダーにも感謝。
 十二月も大切に日々をすごしたいと思う毎日です。 カレンダーさん、ありがとう。
(品川区/S・A)

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2013年08月15日

航空時計にありがとう

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  今日は久しぶりに自分だけの時間がとれたので以前Ebayで手にいれた航空機の時計を愛車にくっつけてみました。
 この時計はドイツの方が所有されていたものです。この方のお爺さんが第二次大戦の時に空軍におられたそうで、メッサーシュミットF109に搭載されていたものだったそうです。終戦を迎え愛機から時計を取り外して保管されていたとコメントにはありました。
 ウーンかっこいいし抜群の機能性です。零戦用精工舎の時計と比較しても機能の面から言っていかにその当時のドイツの技術が進んでいたのかがうかがえます。先人の知恵や戦争の犠牲の上に現在の我々の進歩や平和があるのだなと改めて感謝の気持ちがこみ上げてきます。そういえばもうすぐ終戦記念日だったっけ…合掌。
 さっそく装着して愛車でドライブに行きました。気分はアルデンヌの森の上空を飛行するメッサーシュミット。ブーンと手を広げて道を走る少年の気分。しかし実際は第三京浜を一番左の車線でのろのろと…うーん暑い。スピード出すとオーバーヒートするし。
 楽しい夏の時間をありがとう。
(横浜市/Y・T)
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2013年06月06日

五本指の靴下にありがとう

 ここ数年来五本指の靴下を愛用しています。健康に良いと聞いたからです。
 履く時は指一本一本に丁寧に入れていきます。ですから少し時間がかかります。脱ぐ時は簡単、指の先を引っ張ればすぐに脱げます。
 先日、近所の高齢者用のお風呂に行きました。いいお湯にひたった後、脱衣所でいつもの五本指の靴下を履きました。そこへ八十代のおばあさんが近づいてきて、私の靴下に触り、
「かわいいね。」
と言ってなでます。
 その日は、私の姪が送ってきてくれた「ブタさん」の柄の五本指靴下です。指先は両足とも赤色です。右足の甲は上半身の顔の部分がブタで、左足は下半身のお尻とシッポだけついたブタです。なんと左右別々です。
 私も両足をじっくりと見ると、本当にブタの柄がかわいく、思わず笑ってしまいます。二人で顔を見合わせてニッコリします。こんなブタの絵でも人の心を癒してくれます。
 それからこのおばあさんに会うと、今まで話すこともなかったのに挨拶を交わします。おばあさんは、
「今日はどんな靴下かしら?」
と声をかけてきます。靴下が取り持つコミュニケーションです。
 これからもずっと五本指の靴下を愛用していきます。おばあさん、また靴下を見てね。
 五本指の靴下へ、ありがとう。
(目黒区/H・O)
posted by 1039 at 14:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ●愛用の道具に…ありがとう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月26日

先われスプーンにありがとう

 秋晴れのすがすがし日、自宅の近くでフリーマーケットが開かれていました。行き交う人たちはのんびりといろいろな品物を見て回っています。
 私は何を買おうか特別に決めていませんでしたが、見るともなく日用品のコーナーに目が止まりました。それは大小様々のスプーンやフォークの中に埋もれていた、一本の先われスプーンです。
 一昔前、学校給食で大活躍をしていたスプーンですが、児童が犬食いになり、お箸が使えなくなるということで追放された代物です。本当は一本でナイフにもなったり、スプーンにもなったり、箸にもなったりできるという優れものです。でも世論には勝てません。とうとうこのスプーンは姿を消してしまいました。そのスプーンを見て、とてもなつかしく思いました。値段を聞いてみると50円。こんなに安いのです。早速買いました。
 家に帰って茹でたトウモロコシをこのスプーンで食べました。かぶりつかなくても、並んでいる実の通りコロコロと上手に取れます。
 また西瓜を食べる時も、種がスッスッと取れます。「掘り出しものを見つけたなぁ。」先われスプーンをしみじみとながめています。勿論、箸と併用ですが、さて、今度は何を食べようか楽しみです
 先われスプーンにありがとう。        
(目黒区/H・K)
posted by 1039 at 14:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ●愛用の道具に…ありがとう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月17日

自転車をありがとう

 私の友人に自転車好きがいます。ご飯を食べに行くとことあるごとに自転車の楽しみを説いてきます。
 どうやら、一緒に自転車で遠出をする仲間が欲しいようです。
 そんな中、彼がずっと欲しかった自転車をついに買いました。そして、今まで使っていた自転車が余ったと言います。また、普段近所に買い物に行く用の自転車が欲しいとも言ってもいました。
 そんな時、引っ越しを控えた兄から使っていた自転車を持っていかないのでいるならあげるとの話がありました。
 その話を友人にすると、では兄の自転車との交換で自分の自転車をくれるという話になりました。
 自分では何も買っていないのに手元には友人の決して安くはない自転車が来ました。自分がしたことと言えば兄の自宅から友人宅まで自転車で2時間ほど移動しただけです。
 友人からは今度2人で遠出に行こうと言われました。
 まるでわらしべ長者のような話ですが。皆が得をしたのだから良いかなと納得することにしました。
 私に自転車を楽しむ機会を与えてくれた兄と友人にありがとうと言いたいです。
(神奈川県/M・T)
posted by 1039 at 14:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ●愛用の道具に…ありがとう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする