2017年12月29日

花田景子さんのお話にありがとう

 暮れに人権週間があり講演を聞きに行った。講師は貴乃花部屋の女将花田景子さん。貴ノ岩が暴行を受けた問題で、今、貴乃花部屋は激震が走っている。景子さんはそれには触れず、演題「人を育てる、支える〜相撲に見る日本人の心〜」をテーマに若いお相撲さんの話が主でした。
 お相撲さんの朝は早い。土俵をきれいにしたり、ちゃんこを作ったり、それぞれ役割分担し、一日がスタートする。序の口、幕下、十両、幕内、三役、みんな階級毎に役割が決められ、親方は力士にとっては雲の上の存在。
 ある時、稽古を積んでもなかなか上の階級に行けずやめたいという若い相撲取りがいた。親方には言えず、女将の景子さんにそっと言ってきた。景子さんはまだ若いし上を目指しても番付が上がらないのであれば、やめるのも選択肢の一つと思い親方に言うと、そんなことくらいでやめるのはダメだと現下に叱られてしまった。
 そこで景子さんはこれなら自分はできると思うものを探させた。するとゴミ出しならできると返事をするので、それならやってみようということになった。相撲部屋のゴミは大量で、生ゴミだけでもすごい量。決められた日はきちんと仕分けして出さなければならない。続くかどうか心配だったが、自分で決めたことだから必ずやり通してと叱咤激励。
 三日、十日、一ヶ月と続け、とうとう三ヶ月が過ぎる頃、景子さんにもう相撲をやめると言わなくなった。もしゴミ出しをやめたら、他の人が大変だから自分がやると言ってきた。
 人を育てるということは誉めてやり、自分の居場所を見つけさせること。その若いお相撲さんはもうやめると言わなくなり、稽古に励むようになった。摺り足、鉄砲、蹲踞(そんきょ)、股割り、相撲の基本を根気よく続けている。
 その若いお相撲さんは、将来、子どもたちのあこがれの力士になって、皆を楽しませてほしいと私は切に思った。
(目黒区/H・O)
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posted by 1039 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | ●感動を…ありがとう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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