萩本欽一さんのがんばりに生きる力をもらいました。欽ちゃんは73才で、駒大仏教学部合格までの軌跡がTVで放映された。昔、母親との約束で「大学へ入学できる時がきたら受験しなさい。高校入試も大変だが、大学入試はもっと大変だよ。」と言われていたそうですが、その時がついに到来。見ているうちにどんどん引き込まれていき、欽ちゃんの勉強しようとする姿勢に見入ってしまった。
受験科目は英語に小論文、面接。受験日は今年の一月。7ヶ月前に受験を決意し、合格まで2、3年はかかると思っていた。家族や奥さんにも内緒で塾の講師に家庭教師を依頼。仕事の合間に午前中受験勉強をする時間を割り当てた。
私が一番引きつけられたのは、英語の勉強法。73才の年で単語を覚えるのは至難の業。日本語を英語の中に入れ、独自のノートを作った。何と14冊も。細かくではなく大事な所だけ問題集を切り貼りするやり方。自分流の勉強方法をあみ出した。これが大事だと思う。自分流は時が経っても忘れない。ただ、暗記するだけでは、右から左へと時と共に忘れてしまう。主体的に自ら考え実践したことは身についていく。家庭教師との相性もよく、楽しんで勉強できたことは欽ちゃんの宝物だと思った。
入学後はずっと年下の同級生とキャンパスライフを謳歌し、今度は卒業を目標に前進してほしい。朗報を期待している。欽ちゃん、ありがとう。
(目黒区/H・O)