今、腰を痛めているので、外に出るのもおっくうになってます。
「プールで歩きましょう。水の中なら転ぶことはありませんよ。」
と医者に言われたので、元気な頃に通っていた区民プールにまた行くことにしました。週に一回です。
そこはゴミを燃して蓄えたエネルギーで温水にしています。一年中ほどよい温度で快適に過ごせます。
プールサイドから足をそっと入れ、一度潜ります。そしてコースロープに沿って歩き始めます。二十五メートルプールの真ん中に来ると、百四十センチも深さがあるので歩けません。そこは仕方がないので泳ぎます。
「クロールかバックにしましょう。平泳ぎは腰を使うのでやめた方がいいです。」
と医者が言うので、クロールで通ります。
その深い所をゴーグルをつけて潜りながら周りを見ます。バレリーナのようにつま先立ちで歩く人、ピョンピョン跳びながら大股で行く人、膝を曲げ屈伸運動をしながら行く人、いろいろな人がいます。みんなリハビリをがんばっています。
隣のコースはリハビリ組とは違い、クロールでビュンビュン泳いでいます。私は「あんな風に昔は泳いでいたなぁ。」なんて横目で見ながら思っています。
さあ!二十五メートルを往復で十回行きます。そこまでやるとプールから出ます。調子の良い時は余分に一、二回やります。
そこから出るのが問題です。腕の力を使って、プールから這い上がりますが、立ち上るのには大変です。腰がなかなか上がらないのです。
するとスタッフの二十代の若者が近づいてきて、手を差しのべてくれます。立ち上がれれば、もう大丈夫。歩き出せます。
「ありがとう。」
というと若者は、
「いいえ。」
と言って自分のポジションに戻ります。
今は人の手を借りていますが、プールに入ると気分もさわやかで、肩こりもありません。もう少したてば一人で出られるという希望も持っています。
プールのスタッフの皆様、若者にありがとう。まだまだプール通いを続けます。
(目黒区/H・O)
posted by 1039 at 10:13| 東京 ☀|
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●働く人へ…ありがとう
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