
実は最近父は足腰が弱り、家に引きこもり気味になった事を家族全員心配していました。
リハビリや療法士の先生も父には遠慮があり、父も拒否するので主治医の先生もケアマネの方も皆お手上げでした。まして息子の私が言っても逆に「お前に言われたくない!!」と怒鳴られる始末で、だれも父を外に連れ出す事が出来ません。どうしたらいいのか我々家族は悩む毎日でした。
ところが最近野球の神様が父のために動いてくださったとしか思えない出来事があったのです。それは・・・。
西武球場でのイベント「ライオンズクラッシック」も今年で 5年目をむかえます。今年も父がプロデューサーをさせて頂く為、先日西武球団の方が説明にみえました。
今年は選手全員が背番号「24」をつけプレーをするそうです。
そして稲尾和久選手の背番号が西武球団で初の永久欠番になるそうです。
アメリカ大リーグの「ジャッキーロビンソンデー」を模したとはいえ父は実にうれしそうに思い出を語りだしました。「よし!球場に行くぞ」と語る父の目が生き生きとしてきました。
その数日後、父の部屋で式典の出演依頼の手紙を発見しました。それは「純パの会」からのものでした。
純パの会というのはパリーグ野球を愛する方々の会です。
山王病院の高橋先生がまとめておられ、父も共感している純粋に野球を考えているすばらしい会です。
高橋先生はちょくちょくご自身の著書やお手紙を父に送ってくださっていました。今回は四年ぶりに総会を開くという事で、父にメインゲストで話してもらえないかという内容でした。私が父に代わって連絡させていただきました。高橋先生は「おとうさんの事を心配していたんですよ。体調は大丈夫ですか?」と父の事を案じてくだいます。
私は父の状況を説明させて頂きました。先生は「私におまかせください。」と父と関わってくださることになりました。父も先生のいう事を聞いて山王病院にリハビリに通う気になってきたようです。
来月には福岡市美術館でライオンズの式典も予定されています。今後そういうイベントが多くなって来るでしょう。野球の神様に見守られ、神様を愛する多くの人々に支えられて父は生きがいをみつけつつあります。
「おやじさん。おやじさんの背番号7も永久欠番になるといいね」と私がいうと
「お前はバカだな。永久欠番になっていいはずがないだろ。7っていうのは皆にとってラッキーな番号なんだ、みんなが使うもんなんだよ。そんな事もわからないのか。」と毒づきます。
神様の息子の親父は謙虚なんだなとしみじみと怒鳴られる事に嬉しさを感じました。
いつまでも元気でいてくださいね。
(ありがとう不動産 豊田泰由)
posted by 1039 at 20:05| 東京 ☀|
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●父さん、母さんへ…ありがとう
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