2010年07月19日

●スタルヒンさんありがとう


 
 先日、BSでビクトルスタルヒンの伝記が放送されていました。
 戦前・戦後にかけて剛速球を武器に300勝をあげた大投手です。
 その球速は160キロを超えていたとも言われます。ロシアから亡命して苦学をしながら野球をして戦中は外国人故に徴兵もされず、戦中の日本の野球を支えた人物として有名です。沢村や川上にならんで野球の神様の一人といえます。
 番組に感動を覚え、そのことを父にたずねると父は照れくさそうに「おれはスタさんにあやまらないといけないことがあるのさ。」と思い出を聞かせてくれました。
 父が新人で入団したその年の1955年、トンボユニオンズに在籍していたスタルヒンさんの野球人生も晩年を迎えていました。
 父はライオンズの先輩に
「スタさんは野球の神様や。絶対安打は打ってはいかんぞ。」
と言い含められていたそうです。
 その日、スタさんはリリーフでマウンドに立ちました。
 ベンチから父が見たスタルヒンさんはとても大きく見えたそうです。でも球速はノロノロで
「あの球なら絶対打てるな」
と父は感じたそうです。
 打順が父に回りウェイティングサークルで最後まで「打つべきか否や」と悩んでいたそうです。
 その時スタルヒンさんは300勝をかけてマウンドに立っていました。
 一方父は新人王をかけて打席にたっていました。
 スタルヒンさんが振りかぶって投げた球・・・・。
 気がつくと父の打球はセンターを越えてヒットになっていたそうです。
 ベースの上でベンチを覗うと先輩たちの目は点になって静まり返っていたそうです。
「おれが新人王をとれたのはあそこで勢いを落とさなかったおかげだ。プロの勝負の世界だからなしょうがないよ」
と父は厳しい目をしました。     
    (ありがとう不動産/豊田泰由)
posted by 1039 at 08:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ●お友達に…ありがとう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月14日

●バスで助けて下さった女性にありがとう

 

 久しぶりにバスを乗るとパスモが利用できたので、ずいぶん便利になったものだと感心した。と同時に、数年前のことが思い出された。
 外出先からの帰宅で、バスに乗ったときのこと。料金を払おうと財布を見たら、五千円札一枚があるだけ。
 運転手さんもあいにく両替が切れてしまったという。
 その様子を見ていた初老の女性が、さっと料金箱にお金を入れてくれたのである。
 どのようにお返しをしようかという私の表情を察したのだろう、その女性は私のお礼の言葉をさえぎって、「どなたかお困りの方を見たら、助けてあげてくださいね」と言ってくださった。
 パスモを眺めつつ、改めて「ありがとう」の気持ちと、そのご恩を返せている自分かを思いながら、しばしバスに揺られていたのである。
          (目黒区/N・K)

posted by 1039 at 08:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ●街で出会った人に…ありがとう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月08日

●おばあさんありがとう


 
 数年前の事です。証券会社に入社した新人の私は上司に飛び込みの営業を命じられました。
 元々人見知りの激しい私には飛び込みで営業するという事は苦痛以外の何者でもありませんでした。
 その日も何件もインターホンを鳴らしても門前払いが続き・・・・。
   いいかげんボタンを押す事に恐怖心さえ覚えてしまっていた私です。
 恐る恐るクリーム色のお宅のインターホンを押しました。
「はい?どなた様ですか?」中から出てこられたのはおばあさんでした。私は又断られるのかなと思いながらもサービスの説明をしました。おばあさんはニコニコしながら
「あなた新人さんだね?疲れただろ中にはいって冷たいものでも飲みなさい」と私を家の中に招きいれてくださいました。

 おばあさんは私の説明をひととおり聞き終わると
「あなたは自信がなさそうだわ。聞いてる私が不安になっちゃうよ。元気出しなさい。」とおっしゃいます。
 いつの間にか私は仕事を忘れておばあさんに愚痴や会社の悩みを話していました。おばあさんはニコニコと私の愚痴や悩みを聞いてくださり、
「人間ね最初から結果出せる人はいないよ。謙虚に一生懸命がんばりなさい。目上の人に好かれるように努力しなさい。」
と数時間に渡り、お説教をしてくださいました。
 その後も仕事でミスをしたり悩むと私の足は営業の途中でそのおばあさんのところへ向いていました。
 それから数年経ちました。おばあさんに勇気を頂いたおかげで私は係長に昇進することが出来ました。今年結婚もしまた。
 おばあさん、私をはげましてくださってありがとうございます。
                   (新宿区/M・M)

2010年07月04日

●おばぁちゃんにありがとう

 

 私には、今年で87歳になる祖母がいます。一昨年の夏に祖父が亡くなってからは、私たちの家の隣で一人で暮らしています。
 先日、郵便局から一通のはがきが届きました。
 その内容は、私に掛けられた傷害保険が満期を迎えたこと、そして、保険契約期間中に保険金の請求が無かったため健康祝い金としていくらかが支払われることが書いてありました。
 私は、その保険の存在自体を知りませんでした。
 祖母が、わたしの為に掛けていてくれたのです。
 私はそれを聞き、私の身を案じてくれていた祖母に感謝しました。
 健康祝い金については、保険金を支払った祖母が受け取るべきだと言ったら、 「あなたが健康でいたからこその健康祝い金なんだから、あなたがもらいなさい」と私にくれました。
 おばぁちゃん、私の健康を気遣ってくれてありがとうございました。
(横浜市/M・K)